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- 荒れ地のおっさんの唄 -

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メトロポリタンライフタワー & ノースビル (1/2)

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何かはわかりませんがこの両ビルが気になって写真に収めました。

MetLife1.jpg

下はマディソン・スクエアの写真で、公園の南側にあたりますが、右下に前回書いたフラットアイアンビルが位置します。 そして、公園の東側、写真の中央やや上に白いビルが二つの建っているのがわかると思います。

これの、右側の塔が立っている方が メトロポリタン生命保険会社ビル (メットライフ・タワー)で、
左側が、メトロポリタン生命保険会社ノースビル(メットライフ・ノース・ビル)です。
今回はメットライフタワーについて書きたいと思います。

マディソンスクエア

帰ってから色々調べてみると、気になった理由が少しづつ判明して行きます。 確かにちょっとおかしな経歴を持ったビル達のようです。

まず、名前にもなっている「メットライフ」ですが、生命保険の保有契約高が米国第一位、資産総額で世界で4位の生命保険会社(出典 : Banks Around the World )で、2005年までその本社があったのがこのメットライフ・タワーだそうです。

現在の本社は、45丁目にある「メットライフビル」で、かの有名な「旧パンナムビル」です。

メットライフは1893年に、マディソンAveと23丁目の角に、11階建てのブラウンブリックの本社ビルを建設します。ルネッサンスリバイバル様式で、周囲のビルと調和のとれたエレガントな外観、内部も大理石が多用された優雅なビルが完成します。

metlife10.jpg

metlife inside

ただ、最大手の保険会社の本社としては手狭だったようで、建設が完了した年の内から拡張用に隣接する土地を買い漁って拡張を始めます。 まず、1905年迄に東側を拡張し、4th Ave(現在のマディソンAve)にまで達します。 さらに上の写真の左側、つまり北側に教会が見えますが、ここの土地も最終的には買収してしまいま、不足するスペースを補う為に、教会のあった北側に追加のビルの建設が計画されます。

MetLife2.jpg

そして、1909年8月に、当時の高層ビルブームの先駆者として世界一高いタワービルが完成します。
塔の天辺に灯火装置、その下には直径8mの時計が四方に配置され、ベニスのサンマルコ広場の鐘楼をコピーしたような、現代においてはいささかパチもの臭が漂いますが、まあ、そんな事お構いなく、ついにこのブロックを制覇したメットライフ帝国が完成します。

MetLife3.jpg

で、ビルなんですが、先ほどの話から分かる通り、良く見ると継ぎ接ぎで、無理やりくっつけた感が拭えません。
これが、なにか「おかしい」と感じた理由のようです。 おそらく最初から世界で最も高いビルを建設すると考えていれば、こんなデザインになっていなかったでしょう。 エンパイアステートビルの様に、全体が尖塔状になるか、シーグラムビルの様な直方体のビルになったはずです。

加えて、タワーの部分がベニスの鐘楼の200%拡大コピーという事で、デカく無くていいものがデカいとなんかヤバイ感じでするというアレになってしまったわけです。 例の3つの条件、デカく、均整がとれてないくせに、外観が一癖あるというのを楽々クリアしています。 巨大建造物恐怖症の方にはぜひ実物を見て頂き、「本物」かどうか判定頂きたい所です。

Met Life Tower from below

見た目以外でも、最初は時計台として機能したいたため、15分ごとに鐘を鳴らして近隣住民からうるせーと非難の声が上がり、度々新聞ネタになったりと、街に溶け込んでいた様子がうかがえます。

1913年にウルワースビルが出来るまでのわずか3年ですが、世界一高いビルとしての輝かしい名誉もあります。
1972年には国家歴史登録財に指定され、1978年に国定歴史建造物に、1989年にNYCランドマークに指定されます。

Downpour by alq666, on Flickr
Creative Commons Attribution 2.0 Generic License  by  alq666 

2005年にメットライフから売却された後に、2011年にはアパレルの Tommy Hilfiger が一時オーナーになったりして話題になりましたが、現在、マリオット系列のブティックホテルの、ニューヨークエディションがホテル化する企画があるようなので、再び脚光を浴びる日が近いようです。

で、実は話はこれで終わりません。 ですが、長くなったんでまた次回に。。

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