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- 荒れ地のおっさんの唄 -

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21世紀美術館に行くなら石川県政記念しいのき迎賓館も

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引き続き北陸の話ですが、建物ネタを2つ。最初は石川の金沢です。

21世紀美術館に行くために、広坂のバス停を降りたら、こんな光景が目の前で繰り広げられていました。

shiinoki1.jpg

「あれ、パチもの歴史建造物風結婚式場??」と思ったのですが、なんか雰囲気が違います。で、美術館が予定より早めに終わったので、先ほど気になったこちらを観ることにしました。

どうも本物(歴史のある建物)ですが、なにか違和感がある。何がおかしいかはこのときはわかりませんでした。

この建物は「石川県政記念しいのき迎賓館」というのが正式名称なようですが、「旧石川県庁舎」とも言われているようです。

shiinoki5.jpg

1924年築の鉄筋コンクリ製タイル張り。設計者の一人である矢橋賢吉は国会議事堂を手掛けた人だそうで、そういわれてみれば国会議事堂の荘厳さも感じますが、国会議事堂の建築が35年もかかっているうちにルネッサンスやらゴシックやらいろいろ混じってしまい建築様式がよくわかりません。

ただ、旧石川県庁舎にはシンメトリーや幾何学模様といったアールデコの要素が多く見て取れます。パリ博が1925年で、そこから世界様式として広がったのですが、先取りして組み込んだようにも見えます。複合様式といったところでしょうか?

shiinoki12.jpg

タイルの色は薄い茶色です。これはこの地に300年前からある、2本のしいの木に溶け込むようにとの思想があったからだそうです。

恐る恐る中に入ってみたのですが、、、

普通に入れました。入り口にはやっぱりアールデコっぽい装飾と、床にはタイルが敷き詰められています。

shiinoki10.jpg

で、入ってびっくりしたのが、どっかで見たことのあるロゴマーク、、、

paul bocuse

これ、フレンチレストランのポールボキューズですね。ここはテナントビルですか?
1階に カフェ&ブラッスリー ポール・ボキューズ、二回に レストラン ジャルダン ポール・ボキューズです。ああ、金沢恐るべし。地元ににこんな組み合わせがあるなんて金沢市民うらやましい。

そして、階段の踊り場に、石川県どーん。間違いなく元県庁舎ですね。石川県初の水洗トイレとか当時の西洋技術が採用されていて、当時の知事があまりに「近代建築」に拘って建てたので県民から「せ、西洋かぶれ、ぷぷ」と揶揄されたという逸話が残っているそうです。

shiinoki4.jpg

そして階段は吹き抜けになっており、この建物の見所となる、ステンドグラスが現れます。これは1924年の創建当時からのものだそうです。

shiinoki8.jpg

ここで再び驚きの事実が、

「あれ!建物の中に古い外壁??」

階段から2階に上がる時に初めて気づいたのですが、これはファサード保存建築、つまり当時の外観を保ちながら増築/リノベーションをするものだったのです。 

shiinoki7.jpg shiinoki2.jpg

表側は古い外観のまま、裏側はガラス張りの近代的な作りになっています。

shiinoki13.jpg

これが最初に感じた違和感だったというわけです。

3階にはセミナールーム等もあり、この部屋のランプも非常にカッコよいです。

shiinoki6.jpg

ギャラリーや貸しスペースとして一般にも開放されていて、コンバージョン建築の見本のような建物で、すべてにおいてセンスが良いなというのが全般の感想です。

土曜の午後でしたが、21世紀美術館の人混みとは真反対の、しっとりと落ち着いたスタイリッシュな大人の空間でした。金沢21世紀美術館に行った後にここでお茶するのはよさげですね。今回は一人なので実現できませんでしたが、次回はぜひここで壁面を見ながら食事したいと思うのでした。

石川県政記念 しいのき迎賓館 石川県金沢市広坂2丁目1番1号


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