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- 荒れ地のおっさんの唄 -

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やっぱりザハ案が良かったな

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時事ネタは書かない、というか苦手ないのですが、ちょっと書こうかなと思うニュースがありました。

 新国立競技場 2グループの提案書を公表

shinkokuritsu a shinkokuritsu b

今年の夏頃の新国立競技場の選定では、「やっぱり他人の金(税金)で何かしようというやつらはしょうがないな」、「なに税金の無駄遣いしてやがんだ」と思ったのですが、いざ、最終案候補を目にして思ったのは「やっぱりザハ案が良かったな」というものでした。

shinkokuritsu zaha

shinkokuritsu zaha2

これは税金を大量に使う事を肯定しているわけでは無く、むしろ逆で、プロセスがグタグタだったせいで普通のモノしかできないのはやっぱり税金の無駄だろうということです。せっかくの歴史的に価値を残せそうな建築が誕生するチャンスを潰してしまったのがなにより残念なのです。

今現在残っている古い建造物は、その価値が認められたという事で、同じ時期に同じように建てられた建物よりも「価値」があるので残っているのだと思います。価値がないものは当然のように建て替えられます。

今年いろいろな歴史的建造物を見てきました。気象台銀行、市庁舎、電信局、税関、駅、図書館などです。これらの共通点はどれも公共性があるということなんですね。

もし自分がビルを建てる事になったらやはりスペース効率や経済効果を考えてありふれた四角い鉄筋ビルを選ぶと思います。装飾や斬新な造形はお金がかかるだけで何のプラスにもなりません。

但し、「地元にランドマークとなるものを立てるんだ」とか、「人々が集う楽しい場所を提供したい」とかの高尚な目的があれば違ってくるかと思います。その高尚な目的こそが公共益なのです。

公共の建物には本来の建物としての価値に、生活文化を豊かにするといった別の価値を加える事ができる希少な存在です。だからこそ税金を使う意味があって、税金でしかできない事をするべきだと思います。また、何らかの形で税金が使われるのであれば、一時的な費用ではなく国や地方の資産となるべきなのです。

それが広島駅と天神川駅の間にある球場となんらかわらないとかどうなん?。
そもそも、取り壊された国立競技場に価値はなかったん?
新しいのは絶対にそれ以上の価値があるんだな?
ということです。

旧国立競技場は50年で潰されました。今年NYで見てきた建物はほとんど私企業が立てたそれですが100年以上使われています。

NY public libraly
NYの公共図書館は築120年。

日本は地震や火事などの災害で建て替える前提で建物を作るスクラップアンドビルドの文化が染みついているのはわかります。でも防災技術も上がり、西洋の文化も入った現代でも「老朽化」を理由にまだまだ使えるものを平気で取り壊して新しいものを立てているのは少々不思議です。

新国立競技場も数十年で解体されるでしょう。建て替えやすくするために中途半端なものを作っているのではないかと勘繰りたくなります。それは先の公共建築のべき論からすれば矛盾することなのですが、実は案外普通に起こり得る事だからです。なぜならそれが公共「事業」だからです。「建物」と「建物を建てる事」は分けて見る必要があり、別の利害関係が存在するからです。

Lobby_in_HOTEL_OKURA,_Tokyo
今年これを潰してしまったのです

「ホテルオークラ東京」を建て替えなくてはならない本当の理由

これを読めば、私企業の資産ですら悪い意味で「公共事業化」されていることになります。壊さないといけなくなったから壊すのではなく、作りたいから潰すのですね。

いろいろ書きましたが、言いたい事を一言でいうと、「どうせ(皆の税金使って)作るなら潰していいようなものを作るな」という事です。
 

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