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レディース・マイルにあるO'Neill Building (オニール・ビルディング)について

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前回のつづきなんですが、6th Aveの20と21stに O'Neill Building (オニール・ビル)というネオ・グリークスタイルのビルがあります。1887年完成のブロック造で、ファサードの部分がキャストアイアンで覆われています。

Oneill building 2

☆☆☆

O'Neill Building



ペディメント(破風)の部分にでかでかと自分の名前(だけ)を彫り込んであってお前は一体誰なんだということですが、ビルの元オーナー、オニールさんで、元はユニオンSQ近辺の乾物屋さんでした

後に現在と同じ白に塗りかえられていますが、6Aveに面した20-21stの1ブロック占拠という大きな建物をくすんだ黄色のペイントで覆っていたのでかなり目立つ存在だったようです。下の写真は開業当時のものですが、ここで注目して欲しいのはルーフトップまでが4階建ての建物だということです。

Oniell building 7

事業内容は乾物屋ですが、現代の用語ではデパートが適当のようでこの地区最初のデパートと言われています。1階にレース、シルク、香水、リボン、2階に婦人、子供服、3階が絨毯や室内装飾品が売られていました。ミシンが普及し始めた中産階級のニーズを取り込み人気店となり、オニールの会社は1980年には、2千5百人の従業員を抱えるまでに成長します。

Oniell building 3

1895年には事業拡大に伴い、ドームとテラスルームを持ち上げる形で 間に5階部分が追加されています。

Oniell building 4

1902年にオニールの死後、多大な経営者を失った会社は1907年に別の会社に吸収されます。その吸収した会社というのが Adams & Co.、そう、前回紹介したアダムズさんなわけです。その後、O'Neill-Adams Co として運営しますが、オニールの死後はアダムズが運営します。実は、この二つのビルは地下でつながっているという噂があります(未確認)。

ladies mile district 3

Adams & Co. Buildingの建物同様、軍服工場、倉庫や軽工業の建物としてひっそりと利用され続けます。

そしてこのビルにとっての暗黒の時代に、なんとあの特徴的なドームが撤去されてしまいます。と、いいますか、本当はこのビル、ドームが無かった時代の方が長いのです。

Oneill building 8

その後、1989年にニューヨーク市歴史建造物保存委員会によって「レディース・マイル 歴史地区」として指定された頃から新しいテナントが戻ってくるようになりました。

オニールビルも2005年にはコンド/アパートとして再出発しています。市歴史建造物保存委員会は例のドームを復活させることで改修に許可を与えました。通りからは見えませんがこの時ルーフに2階建てのペントハウスが追加されています。

Oneill building 5

4階から5階建てに増築される際になくなったドームの下のテラスルームが復活しペントハウスの一部になっています。ドームはこの上に載ったのでこれで完成当時の形(1階分だけかさ上げされてますが)を取り戻す事が出来たわけです。

youtubeに動画が上がっていますが、地元ではけっこうニュースになったみたいですね。ちなみに金色に輝くドームは復活される際にプラスチック製になったとのことです。



2012年に一部外壁が崩壊し全員に退去勧告が出されて先行きが危ぶまれましたが、現在でもリノベーションを行いながら、6th Aveのランドマークとして存在します。

Oneill building 1

さて、次回なんですよ。

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