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- 荒れ地のおっさんの唄 -

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本当の敵は?

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Lady Kaga | Official Site レディー・カガ 公式サイト

実は連休中に祖母が亡くなり北陸に行ってました。
北陸新幹線の開通で沸く石川県ですが、祖母の家は最も福井寄りの加賀市です。

特に成人してからは足が遠のいた事もあり、北陸に来たのはかなり久しぶりになります。
小学生の時以来会っていない親戚とかもいてその変わりはてた姿にお互い驚愕するのでした。

変わったと言えば、、

 
daisyouji 2

街も変わってました。正確に言うとかなり寂れてました。
祖母の家の最寄りの駅は大聖寺駅。昔はにぎわっていた記憶もあるのですが、今は静かなものです。

daisyouji 1

この地域は、九谷焼発祥の地として有名ですが、山中、山城、片山津、粟津温泉という4つの温泉地を抱える温泉郷としても知られています。他の過疎地域が羨むような温泉という超一級の観光資源を持っているのですが、どういうことでしょう?

ということで、ちょっと調べて見るとこの大聖寺駅の生い立ちがなかなか数奇です。

● 中山、山城温泉の入り口としての「大聖寺駅」と一つ駅(作見駅)を隔てて、片山津、粟津温泉の玄関口として「動橋(いぶりばしって読みます)駅」があり、古くから大変にぎわっていた。

● 1960年代に入り特急列車が走ると大聖寺/動橋のどっちの駅に停めるかで大揉めし、上りと下りで分けるとか、両方停めるとかのカオス状態となる。

● 近郊福井の芦原温泉と合わせると、特急=特別急行のくせに快速レベルの停車となり国鉄側が問題視する。

● 「加賀温泉駅」を作るという案はよかったものの、大聖寺でもなければ動橋でもなく、なんと田んぼの真ん中の作見駅を改名し、無理やりここに特急を停まらせる。

● そしてこれが、山中/山城温泉-大聖寺駅--動橋駅-片山津/粟津温泉をつないでいた北陸鉄道加南線を廃止に追い込んだ。

確かに、私の記憶では既に加賀温泉駅はありました。周りになにも無かったのに特急が停まり、街として大きかった大聖寺は急行しかとまらないのが不思議ではありました。

加賀温泉駅から各温泉にはバスになったので不便になったのは容易に推測できます。利便性に関してはこの4つ温泉地各々が競い合ってしまった為に自らの首を絞めてしまったように見えます。

そうは言っても、私が祖母の家を訪れるのを楽しみにしていた1970年代は、その当時の記憶を振り返るとものすごい量の特急や急行が走っていて街にも勢いがありました。

● 最盛期は1986年で、加賀市の温泉合計で年間約400万人の観光客を獲得 (加賀市の統計より)

冒頭の動画が撮影場所が加賀温泉駅ですね。非常に華やかです。
今回、その後さぞかし栄えたであろう加賀温泉駅に30年ぶりに行ってみると、、

kagaonsen.jpg

さほど昔と変わっておらず、人影もまばら。動画のようにきれいな女性の方が大挙として歓迎してくれることはなく、温泉送迎のおっさんがぽつりぽつりとさびしい感じでした。

● バブル期以降、徐々に観光客は減り、現在はピーク時の半分以下に

実際に衰退が始まったのはバブル後でしたがリカバリーが図れないままだったようです。
団体客の取り込むための大型施設開発が遅れたのが要因とされていますが、同じ石川県の和倉温泉は直通列車を設定してここ10年来年間90万人前後の観光客を維持している事を考えると、先の駅の付け替えも沈下の要因の一では?と推測してしまいます。

この地域の温泉の特徴は地理的に分散しているという事です。日本中の温泉で客の争奪戦が繰り広げられる時代に、認知度が分散していては強い訴求力にはなり得ません。

「LADY-カガ」は4つの温泉地、「加賀温泉郷」としてまとまって打ち立てたPR戦略ですが、(加賀の魅力の本質をついているかの議論は別にして)このように昔から共同戦線を張っていればまた変わった展開になっていたかもしれません。

加賀市の統計によると近年は外国人の観光客は堅調に増えて来てるようです。加賀温泉の駅でも見かけました。海外だけでなく、国内でも温泉地同士が共同で本気のアピール(キャラクター頼りじゃなく)してみてはと思います。本当の敵は隣の温泉地ではなく他にあるのではないかと思うわけです。

ガガまさかの〝温泉事件〟加賀にクレーム

いやあ、本当にがばって欲しいと願っています。

daisyouji 4

 
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