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- 荒れ地のおっさんの唄 -

レビスタンプをDIYで塗ってみての感想

Posted by Markn on   0 comments   0 trackback

やっとレビスタンプ塗り終えました。

漆喰1

ネットでは「漆喰を自分で塗ってみたのですが最高でした」とか、

「おかげて風邪をひかなくなりました」とか
「宝くじがあたりました」とかいろいろ良い事が書かれていますが、
実際漆喰作るとこから始めて仕上げまでやってみた感想と言うか、
痛感している事を書いときたいと思います。

【まず時間がかかる】
12畳ほどですが、下塗りを入れて朝から夜までやって4.5日かっています。
最初の下塗りはその時いた業者の方を含め6名(全員素人)で行い、
塗った感じは6人6様でした。
ですので仕上げを均一にするためにはごく少数で行う必要があり、
一人あたりの時間が伸びます。そして、途中で止められないので、
大場所をやるにはまとまった時間を確保する必要があります。
食事とかのブレークタイムも自由に取れないと思っておいた方が無難です。
ただ、漆喰の調合後に粉を馴染ませる為に5分程ベンチタイムがありますので、
おやつにエクレア食べるくらいの時間はあります。

【体力がいる】
これはけっこうな重労働です。まず漆喰の調合は飛び散るので家外でやります。
電動工具を使いますが基本中腰で、作ってから室内に運び、
塗って、なくなったらまた作るの繰り返し。
一気に作ると途中で水分がんで均質にならないので何度もこれを繰り返します。
実際に塗る時はずっと腕を上げた状態であったり、脚立の上り下りがあったりと、
特に、夏場にクーラーなしだともう地獄です。ヘロヘロになります。
幼少の頃の光景が白い漆喰の向こうに広がってきたら作業を止めましょう。

【気力もいる】
基本的に薄く均一に塗り伸ばします。
「きれいに塗りたい」の一心で表面が平滑にになるように厚く盛ったり、
何度もコテを這わせて結局グチャクチャになったりします。
なので、均一に1、2回のコテ操作でうまく仕上げるには相当な集中力がいります。
つい直したくなる衝動を抑え、うまく行かなくても平常心を保つ精神力も必要です。
「エアコンの取り外しを自分でやって8千円コスト削減!」と涙ぐましい努力を重ねる傍らで、
「やっぱ職人さんに…」「壁紙で…」とか言い出す人が、身内に必ず一人は出てきますが、
そこも含めて持モチベーションを回復させる気力が必要です。

【実は体にやさしくない】
しんどい以外にも体に負担があります。漆喰は主成分が石灰なんで強アルカリです。
手袋しないでやってるとけっこう簡単に皮膚が溶け手が荒れまくります。
また、調合の時に舞う粉を吸ってしまうのですが、これはこれで普通に塵肺だと思います。
今非常に目がつらいのもこれと無関係ではないでしょう。
よく、「漆喰は化学物質フリーで体にやさしい」と言われてますが、わりと凶暴です。
エアコンの話(つまらないエアコンの取り外しを一瞬で面白くしてくれる画像を発見した。
と同様なめてはいけません。

漆喰3

リフォーム会社の方に聞いた話では、

やり始めは、

「よーし、パパがんばって押し鏝仕上げやっちゃうぞー!」
「ぼくもやりたーい!」「やらせてー!!」
「わたしも手伝うわ!」

が、
途中で

「あれ、みんなどうしたのかな?」
「あきたー」「もういいー」
「私も疲れたー-」

そして最後は
「…」
ってなってだんなさんが黙々と一人で塗ってるというのが通常のパターンだそうです。

漆喰が好きで好きで我慢ならないという人以外は、
ちょっとのコストダウンだからと軽い気持ちでやるもんじゃないですね。
今でも指先が切れており、足はつるし、手足がむくんで、腰が痛いです。

ちなみに、うちはまだ半分以上残ってます
次回は、実際塗ってみて掴んだコツなどを。
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